住宅ローンは定年までに完済できるように組むのが一般的です。
しかし、中にはマイホームの購入が遅かったり、退職金を利用して完済しようと返済期間を長く設定するなどの理由で、定年後も住宅ローンを支払うケースもあります。
そこで、もしも定年後に住宅ローンを払えない場合はどうなるのか、その対処法をご紹介します。
定年後に住宅ローンを払えない理由
定年後に住宅ローンを払えない理由は次の通りです。
まずは退職金で完済する計画だったのに、退職金が少なくて完済し切れないケースです。
他には定年後は収入が少なくなるので住宅ローンを払えなくなるケースもあります。
さらに出費が想像以上に多く、払えなくなるケースです。
加齢により病気になりやすく医療費の増加も考えられ、子供や孫の教育費、家の設備の修繕費など、想定外の出費が多くなります。
上記の理由を見ると、想定外の収入の減少（退職金を含む）と出費の増加が主な原因であることがわかります。
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定年後に住宅ローンを払えないとどうなる？
もしも定年後に住宅ローンを払えないと、どうなるかというと競売にかけられます。
競売までの流れは具体的には次の流れです。
住宅ローンを期日までに払わないと、債権者から連絡があります。
連絡を無視したり、滞納したままでいると督促状が届きます。
督促状は滞納してから1～２か月後に届くのが一般的です。
滞納から３か月を過ぎると、住宅ローンの一括返済を求められる通知が届きます。
このときに一括返済しない場合、保証会社が代わりに一括返済する代位弁済がおこなわれます。
代位弁済後は返済先が金融機関から保険会社に変わり、以降は保険会社に払うことになるのです。
保険会社の返済に応じられない場合、保険会社は裁判所に競売を申し立てます。
競売が承認され売却されると強制退去を命じられ、さらに売却しても住宅ローンを完済できない場合は残りを返済しなければなりません。
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定年後に住宅ローンを払えない場合の対処法
定年後に住宅ローンを払えなくなった場合の対処法をご紹介します。
住宅ローンを払えなくなることがわかったらその時点で売却するか、また借入先の銀行などに相談し返済計画を見直すのも手です。
すでに滞納してしまった場合は、任意売却を検討しましょう。
またどうしても今の家に住み続けたいなら、リースバックを検討することもできます。
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まとめ
退職金が少ない、予想外の出費などで、定年後に住宅ローンを払えないケースがあります。
住宅ローンを払えないと競売にかけられます。
住宅ローンを払えない場合の対処法は銀行に相談、売却、任意売却、リースバックです。
余裕のある資金計画を立て、払えないとわかった時点で速やかに対処しましょう。
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