住宅の購入に際して物件を探しているとよくみかけるのが、建物の工法や構造です。
建物構造は住みやすさに影響する重要な要素の1つですが、そのメリットやデメリットはどんなものがあるのか、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、住宅の購入を検討されている方に向けて、建物構造の1つである鉄筋鉄骨コンクリート造についてご紹介します。
鉄筋鉄骨コンクリート造のメリット
鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)造とは、鉄骨と鉄筋を組み合わせてできた建物構造のことです。
柱や梁に鉄骨の芯を用い、その上に鉄筋を組んでコンクリートを施工する方法で、鉄筋コンクリート造(RC造)よりもさらに強度が高いという特徴があります。
あらゆる構造のなかでも、鉄筋鉄骨コンクリート造はトップクラスの強度を誇り、とくに耐震性能と耐火性能が高く、火災や地震に対する安全性が高い点は大きな特徴です。
鉄筋コンクリート造と比較すると、鉄骨によって強度が高まり、揺れを分散し、地震による変形に強いという特徴があります。
鉄筋鉄骨コンクリート造のデメリット
鉄筋鉄骨コンクリート造は、安全性が高い一方で、次のようなデメリットをもっています。
工事費用が高い
鉄筋と鉄骨を併用していることから、材料費・運搬費がかかり、また工事期間も長期化しやすいため、建設費が高くなってしまう点は大きなデメリットです。
防音効果がない場合もある
壁がコンクリートでできている鉄筋鉄骨コンクリート造では、木造などの建物と比較して防音性が高いと考えられています。
しかし、防音性能や遮音性能は、最終的に壁や床の厚さで決まるため、戸境壁や隣との住居との壁次第では防音性が低くなっているケースも少なくありません。
防音対策が行き届いた壁の厚さは200㎜以上といわれているため、気になる場合はあらかじめ不動産会社や大家さんに確認することをおすすめします。
鉄筋鉄骨コンクリート造の建物構造がおすすめの方は?
鉄筋鉄骨コンクリート造は、次のような方におすすめできる建物構造です。
安全性にこだわる方
国土交通省が平成25年に出した「中古住宅流通促進・活用に関する研究会」報告書によれば、『構造体としての鉄筋コンクリートの効用持続年数は、一般建物(住宅も含まれる)の耐用年数で120年、外装仕上げのメンテナンスにより延命し耐用年数は150年』といわれています。
マンションの寿命や耐用年数にこだわる場合は、鉄筋鉄骨コンクリート造がおすすめです。
生活音が気になる方
木造や鉄骨造の建物と比較すると、鉄筋鉄骨コンクリート造の建物は遮音性・防音性能に優れている傾向にあります。
壁の厚さをあわせて確認することで、マンションでも生活音を気にすることなく暮らせます。
まとめ
今回は、住宅の購入を検討されている方に向けて、建物構造の1つである鉄筋鉄骨コンクリート造についてご紹介しました。
大きな金額をかけて購入し、長く住む住宅は、家族がこだわりたいポイントをおさえて決定することが重要です。
私たち光陽商事は、大分市を中心にマンションから戸建てや賃貸まで不動産全般を取り扱っています。
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