賃貸物件の中には「玄関ポーチつき」や「ポーチつき」と記載された物件もありますが、そもそも玄関ポーチとは何なのでしょうか?
今回はまず玄関ポーチの概要を説明したうえで、玄関ポーチのメリットや使い方などを解説します。
使い方における注意点についても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。
賃貸物件で玄関ポーチがあることのメリットとは?
賃貸アパートや賃貸マンションの玄関ポーチとは「門扉が設置してあり、その門扉から玄関までのスペース」のことを指します。
ちなみにアルコーブと混同する人もいますが、アルコーブは玄関前の共用廊下から少しくぼんだ空間のことで、門扉はなく、玄関ポーチとは別物です。
さて、玄関ポーチがあることで、どんなメリットがあるのかというとおもに以下のようなメリットが挙げられます。
防犯性が高まる
まず「門扉を開けてからでないと玄関前に行けない」というワンクッションがある分、不審者にとっては立ち入りしにくい物件になります。
ステータス感
玄関ポーチはない物件のほうが多いため、見る人に特別な印象を与え、ステータス感が得られます。
賃貸物件の玄関ポーチはどうやって使う?使い方の具体例とは
玄関ポーチがある賃貸物件は魅力的ですが、具体的にどんな使い方があるのかというとおもに以下のような使い方がおすすめです。
●自転車置き場にする
●鉢植えなどを置く
ここで気をつけたいのは、玄関ポーチはプライベート空間のようでありながら、実は共用部分であるということです。
そのため上記の使い方が許されるのは「私物を置くことが規約で禁止されていない場合」のみということになります。
規約で私物を置くことが禁止されている場合は、玄関ポーチがあっても防犯面の向上や特別感以外のメリットはあまり得られないかもしれません。
どちらにしても共用部分とはいえ、自分たちしか使わないスペースだから…と思うのではなく、必ず規約を守って使用しましょう。
また玄関ポーチの掃除については、これは共用部分なので基本的に大家さんや管理会社などがおこないますが、私物をどけてまでは掃除しないでしょうから、この場合は自分でも掃除するとよいでしょう。
「自転車を玄関ポーチに置いていたけれど、風で倒れて玄関ポーチの一部が破損した」という場合などの修理費用は入居者負担となりますので、注意が必要ですよ。