不動産を売却するときに、ふと気になり始めることが多い「におい」や「汚れ」の問題。
汚れはハウスクリーニングなどでも落とせるものが多くありますが、お部屋や建物などについたイヤなにおいは、なかなか解消するのがむずかしいこともあります。
今回は、においが気になる不動産のスマートな売却方法について、ご紹介していきます。
においは不動産の売却のスピードや価格に影響を及ぼすもの?
生活しているうちは気がつきにくい「におい」の問題。
長年その家で時間を過ごしてきた方にとってはとくに気にならないにおいでも、査定に訪れる不動産会社の方や家の内見に訪れる方にとっては気になるにおいとなってしまうことも少なくありません。
においの原因にもさまざまなものがありますが、もっとも多いとされるのは、ペットのにおい・煙草のにおい・カビのにおいなど。
これらの不快なにおいは、こまめな換気やハウスクリーニングなどでは除ききれないものも多く、継続的な脱臭機や本格的なリフォームが必要となることも多くあります。
また、においが気になる物件は、売却に通常よりも時間を要してしまうこともありますし、においの程度によっては購入希望者の印象や価格面に少なからず影響を及ぼしてしまうことも考えられます。
においが気になる不動産の売却におすすめの対処法とは?
まず、においが気になる不動産の売却を検討している方は、においの原因を突きとめておくのが対策の第一歩です。
浴室やキッチンなどの水まわりがおもににおうという場合は、高圧洗浄機で排水管を清掃することなどでにおいが大きく改善することもあります。
しかし、ペットや煙草などのにおいは、お部屋の壁紙などに染み込んでしまっているため、消臭剤の使用やお部屋の換気など日常からできる対策ではあまり意味をなさないことも。
また、黒カビなどのにおいは購入希望者の印象を悪くするばかりか、健康被害などにつながる可能性もありますので注意が必要です。
においの程度やにおいの原因によっては、壁紙の貼り替えや大掛かりなリフォームなどが必要となる場合もありますので、しっかりと対処法を練っていきましょう。
しかし、売却する不動産だからと自己判断でリフォームをしてしまうのは考えもの。
さらに売りにくくなってしまう可能性もあるため、リフォームなどが必要だと感じる場合もまずは不動産会社などに相談してみましょう。