新たな住まい先を探す際、理想の物件を見つけるために参考になるのが「間取り図」です。
しかし、間取り図にはアルファベットで略された略語がさまざま記載されており、その意味がわからずとまどってしまう方も少なくありません。
今回は、間取り図に記されることの多い略語の意味を説明するとともに、内見の必要性についてもあわせて解説します。
賃貸の間取り図に記された略語の意味とは?
数多くある間取り図の略語ですが、覚えておくと役立つ主な略語の意味はこちらです。
●K…キッチン
●DK…ダイニングキッチンの略で、ダイニングとキッチンが一体となった空間を指します。
●LDK…リビング・ダイニング・キッチンの略で、この3つが一体となった空間を指します。
●UB…ユニットバスの略ですが、浴室やトイレがそれぞれ独立したタイプの部屋であってもUBと記載されることがあります。
●CL…クローゼット
●WCL…ウォークインクローゼットの略で、クローゼットのなかでも、人が通れるくらいの広さがあるものを指します。
●R…ワンルームの部屋の居室に記されるほか、キッチン付近に小さく記されている場合は、冷蔵庫用のコンセントの位置を示しています。
●SR…サービスルームの略で、居室の採光などが建築基準法の基準を満たしていない部屋を指します。
●BR…ベッドルーム
●WC…トイレ
●SB…シューズボックスの略で、下駄箱を指します。
●Sto…ストレージの略で、キッチン横に記されている場合が多く、ちょっとした収納スペースを指します。
●MB…メーターボックスの略で、水道や電気、ガスなどのメーターを集めた場所を指します。
●PS…パイプスペースの略で、水道管やガス管、電気の配線が集まる場所を指します。
賃貸間取り図の略語とあわせて知りたい!内見の必要性とは?
略語の意味を理解し気になる物件を見つけたら、多くの場合は契約前に実際に部屋に訪れ状態を確認する「内見」をおこないます。
同様の言葉に「内覧」がありますが、こちらは、一般的に新築物件の完成を確認に訪れることを意味しています。
ただし、関西地方では賃貸や新築にかかわらず「内覧」を使うケースが多いようです。
内見には、間取り図や写真から受けたイメージと、実際の物件に大きな差はないか確認する目的があります。
内見せずに契約し入居した場合、想像していた広さより狭く感じたり、写真では確認できなかった傷や汚れが複数あったりすることも珍しくありません。
特別な事情がない限り、事前に内見し実際の部屋を自分の目で確かめたうえで契約しましょう。