トイレは家の中で誰もが毎日必ず使用する場所です。
そのため、新築のマイホームを建てる際には快適な生活のためにこだわりたい箇所でもあります。
しかし、ただ単に広くすれば良い、というわけでは決してありません。
そこで、新築で快適なトイレをつくるための重要なポイントをご紹介します。
新築のトイレの快適な広さのポイントは?
家族構成や家屋全体の面積によって異なるため、「このような広さにすべき」と一概に言うことができません。
しかし、以下の3つは快適なトイレをつくる際に考慮すべき重要な点となります。
ポイント1:最低限の広さの確保
まず重要なことは、最低限の広さを確保することです。
戸建ての場合、幅80cm×奥行き160cm程度、およそたたみ一畳分が一般的な広さとされています。
それをもとに、実際に便器をおく際には左右の幅をそれぞれ30cm、奥行きを40cm程度空け、最低限の広さを確保しましょう。
また、通常床から便器までの高さは最低でも40cmとされています。
ポイント2:トイレタンクの有無
各メーカーが販売している便器には普通、後ろ側にタンクがついています。
しかし、近年タンクがないタンクレスの便器も主流です。
タンクレスの場合は奥行きに余裕が出るため、より快適に使用することができ、また掃除の手間が減らせるというメリットもあります。
ポイント3:洗面台や収納の有無
便器に加え、洗面台や収納の有無も快適なトイレをつくる際に考慮すべき点です。
これらの設置は必須ではありませんが、あると大変便利です。
洗面台を設置する場合、通常25cm程度の奥行きが必要となります。
収納に関しては、洗面台の下に設置するのか便器の上につくるのかでそれぞれ確保すべきスペースが変わります。
新築の広さに加えトイレの「ドア」も重要
新築を建てる際に快適なトイレをつくるためには以上3つのポイントは重要事項となりますが、それに加え忘れてはいけないのが「ドア」です。
一般的にドアは外開きとなっていますが、余裕がある場合にはスライド式のドアも検討してみましょう。
スライド式のドアの場合、一般的なものに比べて無駄なスペースを省くことができるだけでなく、高齢者や身体の不自由な形でも簡単に利用できる、というメリットがあります。