親子リレーローンをご存じでしょうか?
今回は、親子リレーローンの仕組みと注意点について解説していきます。
親子で住宅ローンが組める親子リレーローンの仕組みとは?
親子リレーローンとは、親子二世代で住宅ローンを契約する制度の仕組みです。
高齢で返済期間が長く設けられない方や、親の収入だけでは借り入れができない方などが利用します。
このローンを組むためにはいくつか要件があり、すべて満たしていない場合には借り入れることができません。
親子の収入が安定していないと組めないほか、団体信用生命保険への加入が義務であることが条件として挙げられます。
主に各金融機関で申し込みをおこない、一般のローンと組む流れは同じです。
親から子へ返済が引き継がれるタイミングは、親が高齢になった場合か定年退職のタイミングであることが多いです。
親子リレーローンのメリット
親子リレーローンのメリットは主に3つ挙げることができます。
「返済期間を長く設定できる」「借り入れ可能額の上限が増える」「親子で住宅ローン控除を受けることができる」の3つです。
それぞれ見ていきましょう。
返済期間を長く設定できる
親子リレーローンでは親子二代にわたってローンを組むため、ローンが認められれば返済期間を長く設定することができます。
親が高齢であった場合も、子の年齢に基づいて最大で35年のローンを組むことができるのです。
返済期間を長く設定できることによって、余裕をもった返済計画をたてることができます。
借り入れ可能額の上限が増える
親子リレーローンでは、親子の収入の合算をもとに組むことができるため、借り入れ可能額が大きく増やすことができます。
親だけ、もしくは子だけでは借り入れ可能額が少ない場合に有効ですね。
親子で住宅ローン控除を受けることができる
住宅ローンを組んだ場合に受けることができる住宅ローン控除ですが、親子リレーローンでは親子ともに受けることができます。
住宅の種類によって受けれる控除の上限額は異なりますが、一人あたり最大約40万円もの控除を受けられるのです。
親子リレーローンのデメリットと注意点
親子リレーローンにはメリットだけでなく注意点やデメリットも存在します。
「別の住宅ローンの申し込みができない」「みなし贈与のリスク」の2つについて解説していきます。
別の住宅ローンの申し込みができない
親子リレーローンでは親と子に返済責任があるため、完済前に新たな住宅ローンを組むことは難しいとされています。
住宅ローンを組んだあとでも環境の変化によって、新たな住居の購入を検討しなければいけない場合などには十分注意しましょう。
みなし贈与
購入した住居は、ローン比率に合わせて不動産の登記をしなければいけません。
この登記をすべて子の名義にしてしまうと、親から子へ不動産の贈与をしたとされる場合があります。
贈与税が発生してしまいますので十分注意しましょう。
まとめ
今回は親子リレーローンについてメリットやデメリットを解説してきました。
返済期間や借り入れ上限額が増えるメリットのほか、みなし贈与のリスクも考えて計画的に利用するようにしましょう。
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