賃貸物件をお探しの方で、室内でルームランナーを使用したいとお考えの方もいるかもしれませんが、心配なのが賃貸物件でありがちな振動や騒音のトラブルです。
今回はルームランナーを使用することで周辺住戸にどんな影響を与えるのか、その影響を少しでも低減するためにはどうすれば良いのかなどを解説しますので、ぜひ目を通してみてください。
賃貸物件でルームランナーを使用すると周辺住戸にどんな影響がある?
賃貸物件でルームランナーを使用すると、下階の住戸を中心とした周辺住戸に、振動や騒音などの悪影響を与えてしまうリスクが非常に高いです。
単にルームランナーのモーター音がするだけでなく、ルームランナーで走る時の衝撃が振動を引き起こしてしまうというわけですね。
だからこそ「何の対策もせずに賃貸物件でルームランナーを使用する」というのは絶対にNGです。
周辺住戸への影響・迷惑を少しでも低減するよう、何らかの対策をとる必要がありますよ。
賃貸物件でのルームランナー使用の際に実践したい騒音対策のポイント
賃貸物件でのルームランナー使用は、周辺住戸に振動や騒音などによる迷惑をかけてしまうリスクが非常に高いので、以下のような対策や、ルームランナーの選び方のポイントなどを意識することが必要です。
●可能な限り、住む部屋は1階にすること
これで下階への騒音や振動リスクはなくせます。
とはいえ騒音や振動は隣や上階の住戸にもある程度の影響があるので、この対策だけでは万全ではないことも頭に入れておきましょう。
●ルームランナー機器は衝撃吸収力に優れ、モーター音も静かなタイプを選ぶこと
価格第一でルームランナーを選ぶと衝撃吸収力に劣り、モーター音も大きいものになってしまいやすいので安さで選ぶのは危険です。
●ルームランナーの下に防音マットだけでなく防振性があるパネルやマットも敷くこと
ある程度重量のあるものを置くので床の保護という点を考えても、マットを敷くのがおすすめです。
●走り方にも気をつけること
ドスドスした走り方は禁物です。
きれいなフォームを意識して走るだけでも無駄な衝撃は軽減できるでしょう。
●ルームランナーの使用時間にも気をつけること
夜遅い時間~早朝の使用はもってのほかです。
なお、これだけの対策をしたとしても、ルームランナーによる周辺住戸への影響をゼロにできるわけではありません。
場合によっては「対策をしてもトラブルが起きる」ということもありますので、そのリスクを少しでも低減できるよう、内見時に同様のトラブルが起きやすい物件ではないかなど確認しておくのも良いでしょう。