マンションを売却する際、重要なことの1つに購入希望者の内覧があります。
購入希望者は物件の印象で判断することも多く、内覧の状態で売却が決まるといってもよいでしょう。
そのためには、内覧はよい印象を与えるための演出と考えることが大切です。
購入希望者に「この家に住みたい」と思ってもらうための秘訣をご紹介しましょう。
内覧までにやっておきたい掃除のコツ!水周りは入念にしよう
水回りの掃除
最も重要なのは汚れも目立ちやすく、ニオイの元にもなる水回り(浴室、キッチン、トイレ)です。
浴室
市販の中性洗剤か酸性洗剤を使って汚れを落とします。
汚れがひどい場合は酸性洗剤の方がよく落ちます。
カビには市販のカビ取り用洗剤を吹きかけて10分程放置したあとにこするとキレイになります。
先にお湯で濡らしておくと汚れが落ちやすくなります。
また、お風呂鏡の汚れは落ちにくいのでクエン酸スプレーを使いましょう。
水100mlに対して粉末のクエン酸小さじ2分の1を加え、溶かしたものをスプレーし、時間をおいて汚れが浮いてきたらスポンジでこすって汚れを落とします。
それでも落ちない水垢にはクエン酸スプレーを吹きかけた後、ラップでパックした後雑巾で拭き取るとより効果が期待できます。
湿気がたまるとカビが生えやすい場所なので換気もこまめに行いましょう。
キッチン
キッチンは油汚れや生ごみのニオイへの対策が大切です。
シンク周りや排水口、換気扇もキレイにしておきましょう。
トイレ
トイレは内覧時にチェックされる場合があるので、普段手が回らないところまで掃除するのがポイント。
市販のトイレ用洗剤を汚れがある箇所に吹きかけて5分ほど放置したあとトイレブラシで掃除、壁や床も拭いておきましょう。
玄関周りや部屋に関しての注意点
玄関
玄関は汚れていないようでも意外と汚れています。
上から下にハタキをかけてホコリを落とし、床を掃いた後、雑巾で床以外を水拭きします。
水拭きの後、必ず乾拭きすると汚れがつきにくくなります。
また、玄関は靴のニオイが気になります。
靴箱を掃除した後、靴箱用の消臭剤を置くなどの対策をしておきましょう。
お部屋のニオイ
ペットを飼っていたり、タバコを吸っている場合はニオイ対策が必要です。
お部屋の消臭だけでなく、ペットをお風呂に入れる、デンタルケアをするなどして内覧時前にはキレイにケアしておきましょう。
お部屋の消臭には、除菌消臭スプレーを使う、カーテンやソファカバーなど丸洗いしておくと効果的です。
タバコを吸っている場合はまずは換気をして、壁や家具を拭き、エアコンのフィルターを洗浄するなど、ニオイの原因になるものを掃除しておきましょう。
フローリングやクロスの傷や汚れ
フローリングやクロスは、張り替えをしても費用を売却代金に含めることができません。
またせっかく張り替えても買主の趣味に合わないケースもあるので、できる限りキレイにした上で傷や日焼けなどがあれば内覧時に伝え、その分値引きで対応してもよいでしょう。
内覧当日のチェックポイントと注意点
ここまで準備したら、あとは当日の対応です。
売主が意識するべきポイントをご紹介します。
部屋を明るく、空調も調整しておく
明るさを確保するため、到着前に家中の照明をつけカーテンも開けておくと好印象です。
窓ガラスや照明シェードを掃除しておき、LED電球に交換するのもおすすめです。
内覧時はエアコンや加湿器、空気清浄機などで、快適に保ちましょう。
綺麗なスリッパを用意する
スリッパをはかずに内覧することを不快に思う人もいます。
内覧者だけでなく、不動産会社の担当者の分も含め、多めにスリッパを用意しておきましょう。
内覧の対応は女性が行う
子どもや家族、ペットがいると内覧者は落ち着いてみることができません。
内覧には女性が訪れる確率が高いので、男性には遠慮を感じる人もいます。
そのため、子どもやペットがいる場合は旦那様に預けて外出してもらい、奥様一人で対応するのがおすすめです。
特にペットは苦手な人がいるため、必ず預けるようにしましょう。
不動産会社の担当もできれば女性の方がよく、女性同士で会話が弾むことによって契約につながりやすくなります。
買主目線で物件の長所を説明する
住んでいるからこそ知っている情報を提供すると喜ばれます。
「近くに安くてよいスーパーがある」「子どもにとって遊びやすい公園がある」など、ネットではわからない情報を伝えると物件のよさが伝わります。
近所付き合いを気にする人も多いので、個人情報に触れない程度でご近所情報を伝えるのもよいでしょう。
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