こんにちは、大分市専門の不動産 光陽商事です。
昨今、地震や台風など自然の驚異がたくさん報告されていますよね。
『今年は異常気象』『想定外』などと専門家たちは口を揃えているのをよく耳にします。
とすれば、『異常気象が日常的』とも取れる現状に、皆さんはどんな備えをしているでしょうか。また、大分市はどのように対応しているのでしょうか?
例えば、
①避難場所を認識していますか?
②いざという時の、非常食の確保やその賞味期限は大丈夫ですか?
③最短の避難場所はどこだかわかりますか?
④万一、家族とはぐれた場合の待ち合わせ場所は…?
など・・・いつ起きるとも知れない災害に対し、何から手をつけていいのかわからないという人が大半ではないでしょうか。
そこで、数ある災害の中でも、特に地震に注目していきたいと思います。
【大分市の災害対策:地震のメカニズム・震度】
地震の仕組み
■地震はなぜ起きるのか
この問いにきちんと答えられる人は多くはありません。
『プレート』がずれることで発生する、そんな漠然とした認識をしている方がほとんどなのではないでしょうか。
地球の表面はプレートと呼ばれる岩盤で幾重にも覆われており、その厚さは10km程から大きいものは200kmを超えるともいわれています。
大きく『陸のプレート』と『海のプレート』に分かれ、海のプレートは年間数cm程の速さで、その名のとおり海の下で生まれています。
この海のプレートは陸のプレートよりも重い性質を持っているため、プレート同士がぶつかりあう境界で、陸のプレートの下に潜り込みます。
そうして陸のプレートに圧が掛かり、この力に耐え切れなくなったプレートが元に戻ろうと動きます。これが地震のメカニズムです。
日本は合計4枚のプレート境界に位置し、世界から『地震大国』と呼ばれる程地震が多い国なのです。
震度とは、震度観測点と呼ばれる特定の場所で測定される地表の揺れの強さを表しているもので、1872年に気象庁が観測を始めました。
震度は『計測震度計』により自動的に観測されており、0~7の10段階(震度5と6は震度5弱・震度5強及び震度6弱・震度6強に分類される)。
一般的に、震度4を超えると外を歩いている人でも揺れを感じるといわれ、震度5弱以上は人が恐怖を感じ、吊り戸などに置かれたものが落ちてくることもあります。
震度と同様によく聴く言葉として『マグニチュード』があり、よく混同されがちですが、別物なので注意が必要です。
2020年前後には、関東エリアで震度6弱の大地震(ニュースでは首都直下型大地震と呼ばれています)が起こる可能性は極めて高いといわれており、大分市も他人事と思わず、今 安全な場所の確認や非常食の備えなどが必要なのはあきらかです。
■そもそも一体何をすればいいんだろう?
備える、といっても何から手をつければいいのやら…。
もちろん思い浮かぶ限り、全てを実行する事が一番だとは思いますが、キリがないのも事実です。
ここでは、手軽かつすぐに実行できるものをいくつかご紹介していきます。
①非常食・備品の備え
どんな事態に陥ったとしても、必ず必要になるのが非常食や備品の備えです。
一般的に、最低下記のものが人数分必要になるといわれています。
・飲料水3日分(1日3リットルが目安)
・非常食3日分(アルファ米・ビスケット・乾パンなど)
・その他備品(トイレットペーパー・ティッシュ・マッチ・カセットコンロなど)
※大規模災害が発生した際には1週間分が望ましいともいわれています。
※飲料水の他、トイレを流したり手を洗ったりする為の生活用水も必要です。
日常的に浴槽に水を張っておくなどの備えをしておくのが吉です。
②非常用持ち出しバッグの備え
上記の非常食・備品は持ち出せるようにバッグにまとめておきましょう。
被害の規模によっては、自宅からの退避も余儀なくされる可能性があります。
持ち出しバッグのそばには、下記のものも一緒に置いておくと良いでしょう。
・救急箱(ばんそうこう・包帯・消毒液など。持病のある方は常備薬も忘れずに)
・身を守るもの(マスク・ヘルメット・レインコート・軍手など)
・電子機器(懐中電灯・モバイルバッテリー・携帯ラジオなど)
・衣類や下着の替え、ブランケット
※人数分用意できればベストです。また、防水のものが推奨されます。
③家具の見直し
大きな地震が起きると、背の高い家具が倒れて下敷きになる可能性があります。転倒防止は必ず行うようにしましょう。
・転倒防止の為、家具は壁に固定する。
・寝室には背の高い家具は置かないようにする。
転倒した際に下敷きになる以外にも、出入り口を塞いでしまい逃げることが難しくなる可能性があります。
・各部屋にスリッパの備えをする。
ガラスなどが割れ、裸足での歩行が困難になる可能性があります。
各部屋にスリッパを備えることで退避が円滑になります。
④家族間での安否確認の方法を決めておく
緊急時には家族がばらばらになってしまうことも珍しくなく、その後どのように連絡を取り合うか、事前に決めておく必要があります。
・災害用伝言ダイヤルを利用する
局番なしで『171』番に電話をかけると伝言を残すことができるサービスです。自分の電話番号を知っている人がその伝言を聞くことができます。
・災害用伝言板
携帯電話から利用できるインターネット内の掲示板です。
自分の電話番号を知っている人がその掲示板を閲覧することができます。
・小さなお子さんがいるご家庭は、子供に親族の連絡先をまとめたカードを持たせておくことも対策のひとつになります。
⑤近隣の避難所の確認
学校や公民館など住宅よりも強固に造られた建物は、緊急時に一般開放されます。
あらかじめ、災害時は家族でどこに向かうか決めておくことで、はぐれてもスムーズに合流することが出来ます。
大分市では、各学校のほか公共施設などが避難所に指定されています。
ある程度、どこに逃げるかの指針が町内会などによって決まっていますが、緊急時には命が最優先されますので、ご自身が安全に避難できる場所を目指してください。
■津波避難ビル
津波警報が発表された際に、警報が解除されるまでの間、一時的に利用できる場所として指定されている建物を指します。
あくまでも【一時的】な為、避難所のようにそこに留まることはできません。
また、食料などの備蓄・配給もないことに注意が必要です。
公共施設だけでなく、マンションの共有部分などの民間施設もこの対象になっていることがあります。
どの建物が津波避難ビルであるかどうかは、下記ホームページにて確認いただけます。 ⇒ おおいたマップへ
災害はいつ起きるか誰にもわかりません。
今日まで起きていなくても、明日起きるかもしれないのです。
しっかりと準備をして、家族全員で無事に乗り越えましょう。
不動産に関するご相談などは、光陽商事にお問い合わせください
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